いつもの糠漬け 基本編
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四季折々の野菜を楽しむなら糠漬けが一番簡単ですね。
ここでは生糠を煎るところから始めますが、
市販の即漬けられる糠でもOKです。
[準備するもの]
漬ける容器はホーローか陶製のものを用意します。
ぬか1キロ(お米屋さんで売っています。)粗塩150g、ビール100cc、湯冷まし4カップ、鷹の爪3〜4本、昆布、煮干、削り節、糠床を整えるための捨て漬けの野菜(キャベツの外葉、大根や人参の皮やへた等)

[作り方]
@生糠の半分をボールなどに入れ、ラップせずに約5分ほどレンジにかけ煎ります。
A冷えたら漬ける容器に入れ、粗塩、湯冷ましも各半分量加え、ビールも入れてよく混ぜ合わせます。
B残りの半分の糠もレンジに5分かけ冷めたら粗塩の残り半分を加えて混ぜておきます。
CAにBと残りの湯冷ましを交互に加えながらよく混ぜ合わせていきます。
D糠床ができたら、煮干(頭と腹をとる。)、削り節をだし用のパックに入れ、鷹の爪と昆布はそのままで糠床に沈めます。
E捨て漬け用の野菜も同様に糠床に埋め、容器の内側についた糠をきれいに拭き、表面を平らに手でならしてフタをします。
F糠床が熟成するまで約一週間ほどかかります。その間毎日かき混ぜ空気を入れ、またならしておきます。捨て漬け用の野菜は2日おきに取替えます。(捨て漬け用の野菜は食べれません。)
Gこの後、本漬けにはいります。本漬けも毎日かき混ぜ、表面をならし、容器の内側をきれいにすることが基本です。冷暗所に容器を置くようにします。

*キャベツや葉ものなどはキッチンペーパーで包んで漬けるとバラバラにならず便利です。人参はレンジで1分、ごぼうなどは固めに茹でてから漬けると失敗がありません。
野菜くずで即席漬け
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おでんなどするときに大根の皮を剥きますが、
実はこれがカリカリして美味しい。
かぶや人参も同様。これを細切りにして
小松菜やきゅうりの薄切りなど塩水の
入ったビンにどんどん放り込むだけで
美味しい即席漬けになります。
塩水:
湯冷まし200ccに塩小さじ1の割合で作ります。密閉ビンやフタのできる空きビンも利用できます。野菜がひたひたになる程度に作ってください。

材料:
基本的には何でもOK。大根、人参、小松菜、きゅうり、白菜の芯、みょうが、生姜等。細切りにしたり細かく切ったりして、どんどん放り込んでください。半日から食べられます。夏は冷蔵庫に入れてね。
材料:
お好みで何でもOK。漬かりにくいものはさっとボイルします。

作り方:
味噌も何でもOK。いつものお味噌汁の味噌で十分。
その味噌にみりん、お酒少々を加え、甘みが欲しいときは少し砂糖を足します。
よく混ぜてから漬ける野菜を入れ、冷蔵庫で1日〜3日で体外のものは漬かります。

私が試した限りでは水分の多いもの以外なら3回はこの味噌床で漬けれます。





冷蔵庫に収納しやすいようにこんなコンテナが便利です。ビニール袋でもOK。
白うり
これは赤味噌を足したものです
キュウリ
長いままでも縦割りにしてもOK
アスパラ
さっとボイルして漬けます
カンタン味噌漬け
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近所のおばさまからこのお漬物をいただいて
あまりに美味しいので、作ってみました。
失敗なしで誰でもカンタンに漬けることができます。
材料:
高菜漬け、ごま油、砂糖少々、醤油、鷹の爪、白ゴマ(お好みで)

作り方:
@高菜漬けは食べやすい大きさに切り水気を絞ります。
(塩味が強いときは水に放ち塩分を少し抜きます。)
Aフライパンにごま油を暖め、鷹の爪を入れ@の高菜を入れ炒めます。
B醤油、砂糖で味を付け、最後に白ゴマを加えます。
高菜漬けの油炒め
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子供の頃、中庭に高菜が山のように乾されていた光景を思い出します。
これで私達は季節が移り変わることを自然に体感したんですね。
結婚してからは義母が毎年送ってきてくれました。
毎年せっせと油炒めを作ったものです。