初夏編
らっきょうの甘酢漬け
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家で漬けるとカリカリとして本当に美味しい。
最近は手間いらずのらっきょう酢も売られて
いますがとりあえず昔ながらの基本漬けを。
■塩漬け(塩漬けをしてから甘酢漬けにします)
材料:

らっきょう土つきのもの1Kg、水約4カップ、塩100g、酢カップ1

漬け方:
@水は煮立てて冷ましておく。
Aらっきょうはよく洗い、土を落とす。
B洗ったらっきょうは茎の堅いところと根の部分を切り落とす。薄皮もむきます。
C容器に塩とらっきょうを交互に入れて行きます。
D上から酢を回しかけ、冷ました水を加えます。
E押しぶたをし、重しをのせ、約2週間、水が上がるまでおきます。
(このままでも食べることができ、1年は保存できます。)

■甘酢漬け
材料:

(甘酢)酢カップ3、砂糖約150g、みりん1/4カップ、赤唐辛子3〜4本

漬け方:
@塩漬けらっきょうは半日から1日つけて塩抜きし、ザルに上げて水気を切っておいておく。
A容器に@のらっきょうを入れ、甘酢を注ぎ、押しぶたと重石をのせる。
(約2週間で食べられ、1年保存できます。)

梅干し漬け
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出回る時期が短いので、店頭で見かけ始めたら即行動。小梅は更に短いのでお早めに。
うちは田舎の庭に成るソバカス梅がどっと送られてきます。しかも完熟、即漬けないとみたいな塩梅で、この時期を梅仕事の季節と呼んでおります。
材料:
熟梅2キロ、荒塩300g(にがりが入ったやつね)、赤じそ300〜500g、(赤じそをもみ込むための塩は別に大さじ3位)

作り方:
■下ごしらえ
@梅は水をたっぷりにはったボールなどに入れて、一晩おいてあく抜きをします。(漬ける容器は熱湯消毒をし、水気を完全に切っておきます。
■下準備
A@をザルに上げ水気を切るために暫くおきます。先に容器に塩をまき、梅、塩というように交互に漬け込んでいきます。最後に残りの塩をまぶします。
B押しぶたをして1.5キロの重しをのせ、ほこりが入らないようにラップや晒しなどで覆いをします。
C塩をなじませるために時々上下にふり3〜4日おきます。塩が溶けて白梅酢が梅にかぶっているか確認します。その間に赤じそを買い求め、本漬けの準備をします。赤じそは枝で売られているものと葉だけちぎって売られているものとありますが、大目に購入しても問題ないので目分量でいいでしょう。
D赤じそはよく洗い、水気を切ってボールやすり鉢などに入れ、塩を加えて押し付けるように力をいれてよく揉みます。
E灰色のあく水が出てきたら赤じその葉をよくしぼり、あく水を捨てます。、赤じそを他のボールに移してCの白梅酢を60ccほど加え、軽くもみながら汁全体に広げていきます。
■本漬け
F容器にFを汁ごと加えて広げ、なじむように容器をゆすります。
G汁がかぶる程度の重しをし、ラップや晒しなどで覆い、涼しい場所におき、土用干しの日までまちます。
H土用になったら、梅をひとつずつ取り出してザルに並べ、三日三晩干します。昼間は1〜2回梅を返します。土用というのは晴天の暑い日ですが、雨にあたらないように注意してください。干し終わったら容器に戻し、そのまま保存します。

小梅漬けは

材料も漬け方も同じですが、土用干しのときに容器に入れたまま干します。
山椒の実の醤油煮
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もっとちゃんとしたネーミングがあるかもですが、
ご容赦ください。私は山椒の実醤油煮が大好きで1年分を遠征しては買いに行っていました。
でも非常に高価なものです。八百屋さんやスーパーで5月から6月に青色の実山椒を見かけるたびに自分で作れないかとレシピ本を探すものの皆無。で、唯一人自家製実山椒を作る達人に辿り着きました。10年前に直伝していただきましたが、お元気にしておられますでしょうか。
材料:
実山椒500g、酒大さじ2、醤油、三温糖大さじ1(500gにつき)

作り方:

@枝から実だけをとり、洗って水気をとる。(ここだけが面倒!たくさん作る時は気合がいります・・。)
A鍋に酒を入れ、煮切る。
B火を止め、@の実山椒を入れ、実山椒の量の半分弱の醤油を入れる。弱火でで30分以上ことこと煮る。(蓋のきっちりできる鍋で、蓋をしたまま煮る。)
C煮えてから、三温糖を入れ、ひと煮たちさせる。


以外に簡単。あつあつご飯にのっけたら最高!チリメンジャコと合わせてもいいし、昆布の佃煮を作ったときトッピングしてもいいし。冷蔵庫に入れて保存すれば1年でも2年でもおいしいですよ。



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